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山口・阿知須にキッチンスタジオ「ミヅキッチン」 「食卓の救世主」目指す

「食卓の『救世主』になりたい」と話す「ミヅキッチン」主宰の影山みづきさん

「食卓の『救世主』になりたい」と話す「ミヅキッチン」主宰の影山みづきさん

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 山口・阿知須に昨年12月3日、キッチンスタジオ「Midu-kitchen(ミヅキッチン)」がオープンして3カ月がたった。

広いキッチンには大人数用のテーブルも

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 宇部市出身の料理研究家・影山みづきさんが主宰する教室の拠点として、レストラン「トトマト」の2階にオープン。広々としたシステムキッチンを備える室内には、20人以上で食事を楽しめるテーブルも設置する。

 周南市にある影山さんの自宅キッチンで2013年に始まった料理教室の2拠点目。テレビや雑誌でも活躍の場を広げる影山さんの教室は月に約100人が通う人気ぶりで、現在は週2~3回、和食の基礎をメインに教えるほか、県内のホテルや飲食店のメニュー考案にも携わる。

 2009年、「出産をきっかけに『食の大切さ』に気付いた」という影山さん。建築士の仕事と子育ての傍ら調理の学校に通い、食について深く学んだ。始めは友人たちにパンや菓子作りをメインに教えていたが、要望の多かった「毎日食べる料理作り」に次第にシフトチェンジし、だしの取り方や野菜の洗い方、常備菜など、和食や発酵食の基本をメインに指導する。

 教室では、食材の酸化・糖化を防止する「低温スチーミング」の調理法や、食材のうま味を保つ「50℃洗い」の指導も行う。「『食』は家族を幸せにすることができる。伝統食や季節感、地産地消も大切にしながら、『丁寧にご飯を学ぶ』ことがモットー」と影山さん。

 「仕事に家事、育児に追われる中、料理が効率よく作れず精神的に追いつめられる女性もたくさんいる。一般家庭で無理なくできる『少しの工夫』で、『苦手』はなくなる。今後はオンラインサロンなども展開して『食の基本』を丁寧に伝え、日々の食卓の『救世主』になりたい」とも。

 レッスンの申し込みはブログにて随時受け付ける。

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