山口市の中心商店街で3月23日、「山口街中映画祭」が開かれる。
主催は山口市で、商店街のにぎわい創出事業の一環として市から委託を受けた「街づくり山口」(中市町1)と「DERESI」(防府市栄町1)が企画・運営を行う。
映画館が存在しない山口市で、市民が映画・文化に触れる機会を提供するほか、商店街の集客にもつなげようと、映画鑑賞に応じて渡される半券で割引などのサービスを提供する。半券は当日から3月31日まで利用可能で、商店街への再訪も狙う。地元ボランティアや大学生も運営に協力する。
上映されるのは「マイマイ新子と千年の魔法」(会場=中市コミュニティホールNac)、「四月の永い夢」(どうもんフィットネス)、「かぞくへ」(cafe&bar ショクバ)の3作品。各会場でそれぞれ3回上映を行う。
家族のぬくもりを求める若者たちの姿を描いた「かぞくへ」は、上映に合わせて監督・春本雄二郎さんによる舞台あいさつとトークショーも行う。
企画を担当するDERESIの石川優一常務は「映画をきっかけに、商店街がにぎわえばうれしい。上映の合間に買い物や食事をしつつ、3作品を楽しんでほしい。来年以降も継続して開催していきたい」と話す。
開催時間は9時30分~18時15分。鑑賞無料。問い合わせはDERESI(TEL 083-902-0892)まで。