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山陽小野田の古本店「雨と夢の本屋」店頭販売始める 郷土資料やレトロ商品も

店主の奈川和正さんと、妻・徳子さんが和やかに営業する

店主の奈川和正さんと、妻・徳子さんが和やかに営業する

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 山陽小野田・厚狭の古本店「雨と夢の本屋」(山陽小野田市鴨庄、TEL 0836-43-9456)が2月21日、店頭での売買を始めた。

ずらりと並ぶ地元の郷土資料

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 愛知・名古屋で2006年に開業し、オンラインやイベントでの売買、出張・宅配買い取りを行ってきた同店。店主の奈川和正さんは山陽小野田市出身で、2017年に地元へUターン。新居を構えるに伴い、5坪の自宅併設店舗を設けた。

 店頭では、専門書や学術書、趣味・実用書などの中古本2500冊ほどと、昭和レトロな写真やグッズ、レコードなど1000点ほどを販売。山口県の郷土資料、地元企業の古いリーフレット、古写真なども積極的にそろえ、「店頭でしか販売しない地元関連商品もある」という。

 店外には、気軽に購入できる100円の古本を並べ、毎週金曜(祝日を除く)10時~10時30分ごろにはベーカリー「メルシー」の移動販売も行う。奈川さんは「まだ大々的にPRしていないが、近隣に住む人が来店することがある。販売だけでなく、店頭への持ち込み買い取りも増えれば」と期待する。

 新築当初は、これまで同様のスタイルで経営するつもりだったが、古本店巡りが好きな人の問い合わせがあったこと、実店舗がある強みを感じたことなどから、事務所にする予定の部屋を店舗にした。「遺品整理のための買い取り依頼など、年配客の利用もある。そういった年代の方は特に、実店舗がある方が信用できると思う」と奈川さん。

 「店が狭い分、こまめに内容を入れ替えながら、魅力的な店にしていきたい。懐かしさを感じる本も、発行されたばかりの本もあるので、宝探しをする気持ちで来店してもらえれば」と呼び掛ける。

 店舗の営業時間は、月曜~木曜=13時~17時、金曜・土曜=10時~15時。日曜定休(イベント出店時など、臨時休業あり)。

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