小野田高校(山陽小野田市楴山1)の女子バレーボール部が2度目の県代表入りを目指し、「中国高等学校バレーボール選手権大会」に向けて練習に励んでいる。
今年2月に行われた「中国高等学校バレーボール新人大会」に初出場を果たした同部。これまでは県予選止まりだったが、県予選で出場54チーム中総合3位に入り出場権を得た。悔しくも中国大会では勝利できなかったが、緒方健人監督は「県外の高校と本気で戦ったことで度胸が付いた」と振り返る。
進学校で練習時間を多く割けないからこそ「頭を使って考えるバレー」を掲げる同部。週末ごとに他校との練習試合を重ね、その試合で出た課題を修正しながら効率的な練習に取り組んでいる。
ゲームキャプテンを務める山本楓さんは「初出場した中国大会ではレベルの高さを感じたが、相手のプレーから学びがあった」と振り返り、「今大会の予選ブロックは強豪ぞろいだが、目標はベスト4に入って再び中国大会に出場すること。プレッシャーはあるけど頑張りたい」と意気込む。「エースとして速攻をしっかり使って決められれば」とも。
山口県予選は4月14日に始まり、初日はトーナメント方式でベスト8を決める。小野田高校は第3シードとして出場し、萩商工高校(萩)対高森高校(岩国)の勝者と初戦で対戦する。会場は「萩商工高校」(萩市平安古町)。
緒方監督は「チームの仕上がりは悪くない。前回の中国大会に出場できたからと言って天狗にならず、部員にも『油断大敵で臨むこと』を意識させている。まずは初戦で勝って勢いに乗りたい」と力を込める。
県予選は、4月20日・21日に「萩市民体育館」(萩市椿)でベスト8の総当たり戦・入れ替え戦を行い県代表が決まる。