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山口大工学部前に「ラーメン祐三」 Uターン店主が宇部初の「二郎系」提供

「宇部まで食べに来てもらえるようなラーメンを」と話す新田祐三さん(右)と藤井達史さん

「宇部まで食べに来てもらえるようなラーメンを」と話す新田祐三さん(右)と藤井達史さん

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 宇部・山口大工学部通りに4月11日、「ラーメン祐三」(東梶返1、TEL 0836-43-9639)がグランドオープンした。

「二郎インスパイア」の「デカ盛りラーメン」

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 東京・駒場の人気ラーメン店「千里眼」を2009年に開いた新田祐三さんが、地元・宇部に20年ぶりにUターンしてオープン。東京都港区に本店を構える「ラーメン二郎」に野菜の盛り方やスープなどを似せた「二郎系ラーメン」を「千里眼」と同様に提供する。

 基本の「ラーメン」(300グラム・750円)に、「ヤサイマシ(野菜増量)」「ニンニク」「アブラ」「カラアゲ(唐辛子揚げ玉)」の4種の無料トッピングが選べるほか、大盛り(400グラム・850円)とミニ(150グラム・600円)も用意。うどんに近い太さの「自家製極太めん」は「ちぢれ」と「固め」が特徴で、国産豚の骨から取る濃厚なとんこつしょうゆのスープは、店内に設置する「ラーメンたれ」で好みに合わせて調整が可能。

 約20坪の店内にはカウンター12席を設置。3月22日からのプレオープン期間中には「宇部初の二郎系」として早くも話題を呼び、学生を中心ににぎわいを見せた。

 ラーメン店開業前には8年間イタリアンレストランで経験を積んだ新田さん。「動物系のだしを取る知識など、イタリアンでの経験も今に生きている。極太めんのゆで時間は6分30秒と時間がかかる上、300グラムのボリュームなので湯切りが良い筋トレになる(笑)」と話す。

 「当初は地元でおなじみの『宇部ラーメン』の店にすることも考えたが、大学前という立地もあり、ボリュームある『二郎系』での勝負に出た。地元の人たちに『こんなラーメンもあるよ』と伝えたい。受け入れられるのか不安はあったが、長めに設けたプレオープン期間を経て、思ったよりも幅広い層に受け入れられそうだと安心した」とも。

 「分かりやすいシステムを心がけ、『野菜なし』や『麺なし』など好きにカスタマイズできるのも強み。おいしさは大前提に、いずれは『千里眼』にないもの、東京にもないものを提供し、わざわざ『宇部まで行こう』と思ってもらえるようなものを作りたい。『腹ペコの救世主』を目指す」と笑顔で意気込む。

 営業時間は、月曜・火曜・木曜・金曜=11時30分~14時30分、18時~21時。水・土曜=11時30分~15時30分。日曜・祝日定休。

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