宇部市文化会館(朝日町8)で5月18日、映画「くちづけ」上映会が行われる。主催は、性暴力根絶の啓発活動を行うNPO法人「しあわせなみだ」(東京都江東区)。
グループホーム「ひまわり荘」を舞台に、「7歳の心のまま止まってしまった」知的障がい者の30歳の娘と漫画家の父の親子愛や厳しい現実を描く、実話を基にしたストーリーの同作品。堤幸彦さんが監督を務め、宅間考行さんが原作・脚本を手掛けたほか、貫地谷しほりさんや竹中直人さんらが出演する。
上映会は障がい者への性暴力撲滅を呼び掛ける「ブリッジング・プロジェクト」の一環。同NPO理事で社会福祉士の千谷直史さん(24歳)が宇部出身であることから、全国10会場で行う上映会の一つになった。
千谷さんは「友人から性暴力を打ち明けられたこと」がきっかけとなり、5年前から活動してきた。「性暴力には言い表せないほどの怒りがある。障がいのある人は被害にあうリスクも高く、裁判などで争うことも難しい。その認知度が低いのも現実」と話す。
「人ごとではなく、身近に起こり得る社会問題として考えてほしい。福祉・教育関係の方にはぜひご覧いただきたい。親子でも見てもらえるので、関心の輪を広げて多くの人に参加してもらえれば」と来場を呼び掛ける。
当日は会場で、性被害当事者団体「一般社団法人Spring」代表の山本潤さんと、障がい児を育てるウェブマーケティング専門家の南相旭さんによるトークセッションも行う。
開催時間は13時30分~16時30分。参加無料。