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宇部IC近くに犬猫専門「とみの動物病院」 地域の人つなげる事業展開も

「動物だけでなく、人が集う場所を作っていきたい」と山西院長

「動物だけでなく、人が集う場所を作っていきたい」と山西院長

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 「とみの動物病院」(宇部市川上、TEL 0836-55-5487)が宇部インターチェンジ近くに5月1日、開院した。

待合室に置く木製家具も山西院長の手作り

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 民家を改装し、診察室や待合室のほか、入院室、レントゲン室、手術・検査・処置室を設ける。対象動物はイヌとネコ。山西富野院長はこれまでに多数の手術症例を経験し、「緊急時に対応できるように」と夜間(~21時)や日曜も診察を行う。

 山西院長は「命に係わる仕事がしたい」と獣医師の道に進み、これまで山口県職員や動物病院(小動物臨床)の獣医師として16年のキャリアを積んだ。内6年半は沖縄県の大手動物病院グループに勤め、院長も経験しながら年間600件以上の手術を行い、「飼い主の思いにも耳を傾け、しっかりした医療を提供したい」と話す。

 病院裏手の階段を下りると広場があり、ドッグランとして活用予定の天然芝とウッドデッキを山西院長が整備。「DIYが好きなので自分でやった。地域の中で人と人がつながる場所にしたい」と近隣住民に広場を無料開放することもある(要事前連絡)。

 院内では「獣医師体験」(要予約)も実施。将来的に、広場でのイベント開催やカフェ併設、ハンドメード品の販売、未来の自分や家族などに手紙を送る「未来ポスト」の設置などを構想する。

 山西院長は「今後さまざまな事業を『かーちべ商店グループ』として展開していく。世代を超えて支え合い、楽しめる場所を作りたいと思い、いろいろなことを頭に思い描いている。まずはその土台を作っていければ」と笑顔を見せる。

 診察時間は10時~13時、16時~21時(金曜は13時まで)。月曜休診。

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