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宇部の農園で白いトウモロコシ「ピュアホワイト」収穫最盛期

作付面積10アールの畑で、白いトウモロコシを生産する戎谷さん

作付面積10アールの畑で、白いトウモロコシを生産する戎谷さん

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 宇部市東吉部の農園「Eden Garden(エデンガーデン)」(TEL 0836-31-4884)で6月30日、真っ白なトウモロコシの出荷が始まった。

収穫初期と後期では「甘さが異なる」というピュアホワイト

 吉部米や野菜などを生産する同農園。毎年「看板商品」として、白いトウモロコシ「ピュアホワイト」を畑とビニルハウスで4000本~5000本栽培しており、現在露地栽培のピュアホワイトが収穫のピークを迎えている。

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 同農園を営む戎谷和浩さん(45)は宇部出身の元自衛官。大学時代に農家で住み込みのボランティアを経験したことから、農業を仕事にしたいとの夢を持ったという。2011(平成23)年に新規就農者をサポートする「万農塾」で2年間の研修を受けた後、農家になる夢をかなえた。

 ピュアホワイトの生産は万農塾時代に始めた。最大で20度を超えるという糖度の高さと光沢のある白さが特徴。「黄色いトウモロコシの花粉が混ざってしまうと白く実らないので、黄色のトウモロコシと一緒に作付けできない。生産の難しさから敬遠する農家もいるが、吉部の名前を広く知ってもらえるよう、あえて希少種の生産に挑戦した」と戎谷さん。

 今年も順調に生育しており、例年通りの収穫量が見込めそうだという。楠こもれびの郷内の農産物直売所「楠四季菜市」(西万倉)や、「アルク恩田店」「アルク琴芝店」に7月10日ごろまで出荷する予定という。

 戎谷さんは「当初は周囲から『白いトウモロコシは売れない』と言われたが、良い反響を聞くたびにやってよかったと感じる。おいしい作物を生産できる一番の理由は、東吉部の土や水、気候条件にある。この地域で続いてきた農地を守り、農業が根付くように活動していきたい」と意欲を見せる。

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