米農家と板前がタッグを組んだ居酒屋「二代目一心(いっしん)」(宇部市北琴芝1、TEL 0836-31-2343)が10月13日、オープンした。
運営するのは、無農薬にこだわった米作りを行い、自らの商品「地獄のコシヒカリ」を手掛ける中垰二郎さん(35歳)と17歳から業界入りし、県内のホテルや地元居酒屋などで腕を磨いてきた西野寛さん(32歳)。
同所で昨年末まで6年間営業していた魚料理専門店「一心」の看板を、15年来の友人の2人が引き継ぎメニューを刷新して開いた。コンセプトは変えず、魚料理を中心にランチタイムも営業し、2人の明るくコミカルな人柄で接客する。
店舗面積は約20坪。カウンター4席、テーブル14席。メニューは、刺し身(800円~)や「サザエのガーリックバター焼き」(600円)、「あんこうの唐揚げ」(600円)などのほか、「合鴨塩焼き」(800円)や「和牛の炙(あぶ)り刺し」(1,100円)など50種類を用意。
前店の看板メニューだった「ふくさし」(1人前1,500円)や人気だった「ふく皮ギョーザ」(600円)はレシピを受け継いで提供。ランチタイムには、「海鮮丼」(1,000円)や「にぎり寿司」(900円)、「唐揚げ定食」(800円)など7種類を用意。客単価は、ランチ=1,000円~1,500円、ディナー=4,500円前後。
中垰さんは「いつか一緒に仕事がしたいと以前から話をしていた。1月に初代『一心』が閉店することを知り、店を引き継ぎたいと西野君に声を掛けた」と話し、西野さんは「二郎君に誘われたら二つ返事。断る理由がなかった」と笑顔を見せる。
西野さんは「楽しくやるのがモットー。カウンターで調理しながらの接客は緊張するが、それぞれのお客さまのご要望に柔軟に応えたい」と話す。中垰さんは「慣れない中で手探りのことも多いが、一つの夢がかなった。笑顔で帰っていただけるように頑張りたい」と意気込む。
営業時間は11時~14時、17時~22時。日曜定休。