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宇部で学習塾「おかむら塾」開校へ もう一つの学校、不登校の子どもたち支援

5月に開校する「おかむら塾」の岡村精二塾長(写真左)と江藤修三さん

5月に開校する「おかむら塾」の岡村精二塾長(写真左)と江藤修三さん

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 不登校や生きづらさを感じている子どもたちを対象に5月に開校する学習塾「Another School おかむら塾」(宇部市東須恵、TEL 0836-41-8204)が3月26日、メディア向けに説明会を行った。

おかむら塾校舎内の教室

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 小・中学校に在籍したままで学ぶことができる「もう一つの学校」をうたう同塾。子どもたちにとって居心地の良い場所を提供し、体験学習を通して生きる力を育み、「心豊かな冒険心溢(あふ)れる子どもを育てる」ことを教育理念として運営する。

 塾長は、2019年で山口県会議員を勇退した岡村精二さん。現在は、広域通信制・単位制の「山口精華学園 精華学園高等学校(山口市小郡栄町)の理事長などを務める。

 岡村さんは、1984(昭和59)年に体験教育を取り入れた学習塾 「至誠学舎おかむら塾」を開校。1999(平成11)年には、それまでの活動をより充実させ、青少年健全育成と指導者を養成するNPO法人「森と海の学校」(東須恵)を設立。35年以上にわたって小中学生を対象に「子ども自然体験キャンプ」や「ジュニア洋上スクール」「40キロナイトハイク」「子ども匠の学校」などのさまざまな体験活動を行ってきた。

 開校する「おかむら塾」は、「森と海の学校」のこれまでの活動をベースにする。岡村さんは「ここに来れば心が安らぐという場所にして、家から出るきっかけをつくりたい。子どもは遊びながら育つもの。さまざまな体験をすることで子どもが変わっていく様子を『森と海の学校』の活動でたくさん見てきた。この成功事例をさらに発展させていきたい」と話す。

 同塾では、「短期見守りコース」「通学コース」「通信制コース」の3つのコースを用意。岡村塾長のほか、元小学校校長の江藤修三さんや公認心理士の岡村里美さん、建築大工技能士、外国語講師、地元で学習塾を開く講師などが指導に当たる。

 5月の開校に向けて、4月25日・26日に見学会を行う。時間は10時~16時。入塾後の学費は、入塾金3万円のほか、月額授業料が週1日コース=1万2,000円、週3日コース=2万8,000円、週5日コース=4万6,000円、通信制コース=1万円で、教材費が別途掛かる。

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