宇部市中央町のバー「good communication bar twentyone(トゥエンティーワン)」(TEL 0836-21-2100)が5月7日、オンライン営業を始めた。
新型コロナウイルスの影響を受け、県の要請に応じて4月21日から休業していたが、同日から営業時間を短縮して再開したことに合わせてサービスを開始した。
店主の渡辺竜也さんは「これまでと同様の営業が難しく対策を考える中で、友人の助言がきっかけだった。当店の強みは、人と人とをつなぐ『グッドコミュニケーション』。カウンターの内側から話題を投げ掛けることで、知らないお客さま同士が仲良くなる光景を日々見てきた。それをオンラインでも実現できるのではと考えてきた」と話す。
オンライン営業は、パソコンやスマートフォンのアプリ・ZOOM(ズーム)を使い、90分1,000円のチケット制で実施。利用客は事前にホームページでチケットを購入し、折り返し届くアクセス情報から「入店」。渡辺さんが中心となりコミュニケーションを楽しめる。ドリンクやフードは各自で用意する。
「手元にドリンクは提供できないが、ただのオンライン飲み会にならないように、いつも私がカウンターでしている接客の目配りや気配りは欠かさない。人と会う機会が減っているからこそ、楽しく過ごせる場を提供したい」と渡辺さん。
来月で創業30周年を迎える。「節目の年にまさに試されているよう。商売をしているといろいろな厳しい局面もあるが、芯をぶらさずに諦めないことが大事。困難を乗り越えたら新たな道が開けるはずなので、模索しながらも頑張りたい」とも。
営業時間は20時30分~23時30分。