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宇部に「ゲーム型デイサービス」 レクリエーションに特化、進んで来たくなる施設目指す

「これまで培ってきたノウハウを活かしたサービスを提供したい」と代表の南亮平さん

「これまで培ってきたノウハウを活かしたサービスを提供したい」と代表の南亮平さん

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 レクリエーション特化型デイサービス「SOUTH SUN(サウスサン)」(宇部市妻崎開作、TEL 0836-45-3030)が6月1日、宇部・厚南にオープンした。

ポーカーテーブルなどが並ぶ施設内の様子

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 場所は「のみやま動物病院」跡。施設面積は約200平方メートル。一般的なデイサービスに設置される運動器具のほかに、マージャン卓やスロット台、ポーカーテーブルなどカジノ的な設備を数多く備え、ゲームや運動器具の使用によって取得できる施設内通貨も用意する。

 代表の南亮平さんは京都府出身で妻の出身地である宇部市にIターン。所有する鍼灸(しんきゅう)師や介護福祉士、機能訓練指導員などの資格や、これまでリハビリ特化型のデイサービスに勤務してきた経験を生かし、医療的な側面とアミューズメント性の両方から高齢者介護にアプローチする。

 開業のきっかけについて南さんは「子どもの進学を機に移住したが、元々移住するなら起業しようと考えていた。これまでの経験上、女性の高齢者より男性の高齢者の方が引きこもりがちになるケースを多く見てきたことから、男性が進んで来たくなるような施設を目指した」と話す。

 利用者自身が利用する設備の選択や通貨の管理を行うことで、体だけではなく脳も鍛えられ、認知症予防に効果が期待できるという。同時利用可能人数は、午前・午後それぞれ10人までだが、今後拡充を予定する。

 南さんは「本来は3月末にオープンする予定だったが、対象が高齢者ということもあって延期した。緊急事態宣言が解除されたことや、自宅待機もしんどくなってきたのではないかという考えから、このタイミングでオープンに踏み切った。運動不足やストレスの解消の場になれば」と話す。

 「利用者やその家族の負担解消にいかに貢献できるかが課題。今後はICTを活用したサービスの提供など、業界の殻を破る新しい形にチャレンジしていきたい。『いかに幸福な生活を提供できるか』という軸はぶらさずにやっていきたい」とも。

 営業時間は9時~12時、13時30分~16時30分。日曜・祝日定休。

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