貸衣装店「ブライダル優美」(本店=山陽小野田市山川、TEL 0836-73-1457)が現在、新婚カップルを応援する企画「写真でエールを」を行っている。
新型コロナウイルスの影響で、結婚式や披露宴が中止・延期になった新婚カップルを応援しようと5月下旬から始めた取り組み。希望する場所に出向いて撮影する「フォトウエディング」に特化し、オーダーメードの内容で行う。
光永武社長は「2月末ごろから婚礼を断念する連絡が相次ぎ、涙をのむ夫婦を多く見てきた。せっかくの晴れの機会を諦めるのではなく、できることをして少しでも助けになればと企画した。とことん寄り添って希望を聞き、可能な限り思いをかなえたい」と話す。
撮影場所は、本店と宇部店(宇部市島1)から約1時間の移動で行ける場所が目安。同店がそろえる全ての衣装から選ぶことが可能で、衣装ごとのヘアスタイル変更や時間帯や曜日などの制限もなく行う。料金は7万6,000円~。
ブライダル優美では、試着を1組ずつにするほか、近距離での接客時にはフェースシールドの着用、ラインでの相談の受け付けや打ち合わせなど、感染拡大防止に配慮しながら営業している。
「ブライダル業界もコロナ禍で大変だが、当社でも当面の予約が全てキャンセルになり、今もまだ秋の予定が延期になるなど影響が出ている。フォトウエディングはこれまでも需要が多かったが、会場側とも協力することで、写真をメインにした少人数での婚礼プランなどを提案したい」と光永社長。
「迷ったり悩んだりしている新郎新婦も多いはず。選択肢の一つとして知ってもらえたら。不安を取り除いて、幸せな思い出にしてほしい」とも。
営業時間は9時~18時。水曜定休。同企画は8月末まで。