竹炭を使った化粧品ブランド「bambina(バンビーナ)」を立ち上げた宇部の女性起業家が6月16日、山口宇部空港内で自社商品の販売を始めた。
フラワー講師などで活動する宇部在住の永茂昌伊(しょうい)さんは昨秋、「ミネラリスト」(宇部市南小串2、TEL 0836-48-0003)を設立。これまで出店の準備を進めてきた。
商品は、市内産のモウソウダケを使った竹炭から抽出したミネラル成分が特徴というスキンケア化粧品。「竹の資源活用が地域課題にもなっている中、『サスティナブル』『環境と美容』をコンセプトに掲げた」と永茂さん。
ブランドを立ち上げたきっかけについて、永茂さんは「10年ほど前、竹から抽出したミネラル成分の存在を知ったことや研究者の方との出会いが始まり。これまで『竹炭ミネラル製品』として個人事業で販売してきたが、化粧品化の要望が多かった。5年間かけてようやく形にすることができた」と話す。
「竹炭ミネラル製品」をベースに、クレンジングオイル(3,500円)と洗顔料(3,000円)、化粧水(3,500円)と保湿液(4,500円)の4種類を販売する。竹炭の持つ抗菌作用や保湿などが特徴という。
「コロナ禍で販売開始が2カ月延びたが、空港内の売店が再開するタイミングに合わせることができた。観光などで訪れる人にも地元の竹の良さを広く知ってもらい、地域活性化にもつなげていきたい。環境を考えながら、女性をきれいにできる商品。愛される物にしていきたい」と永茂さん。
山口宇部空港をはじめ、道の駅「於福」(美祢市於福)、「センザキッチン」(長門市先崎)、ネットで販売する。