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宇部の里山に「タケノコ堀り」観光農園 今年は豊作の「表年」

「地域へ足を運ぶきっかけにもしたい」と重枝さん

「地域へ足を運ぶきっかけにもしたい」と重枝さん

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 宇部・吉部の里山に4月初旬、タケノコ掘りができる観光農園「竹の子村園」(宇部市東吉部、TEL 0836-68-0638)がオープンした。

タケノコは次々と顔を出している

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 吉部で農業を営む重枝新治さんが、市北部産タケノコ「うっぽくたけのこ」のPRや地域活性化を目指して、竹林3000平方メートルの一部を活用して開園した。

 重枝さんは「私は子どもの頃から当たり前のようにタケノコを掘っていた」と言い、「街に住む人にとっては新鮮な体験になると思う。タケノコを食べる機会が減っている家庭が多いようだが、収穫を楽しみながら地元産タケノコのおいしさを知ってほしい」と話す。

 同園は棚田が広がる伊佐地地区の里山にあり、面積は約500平方メートル。粘土質の赤土で育った「柔らかくて上質なタケノコ」が次々と顔を出している。今年は豊作にあたる「表年」で、重枝さんは「昨年は700キロほどを出荷したが、今年は2トンほど収穫できるのでは」と予想する。

 利用には事前連絡が必要。重枝さんから食べ頃を見極めるポイントやタケノコを傷つけずに掘るコツなどを教わりながら収穫体験できる。料金は買い取り式で、1キロ350円~400円(時価)。

 重枝さんは木彫り作家でもあり、自宅兼ギャラリーを構えている。「来園者にはギャラリーや庭を開放するので、昼食などを持参してのんびり過ごしてもらえれば。新緑が芽吹く里山の景観も満喫できるので、のどかな田舎の風景も楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は9時~16時。シーズンが終わる5月上旬まで。

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