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生薬入り菓子「はぶ茶ワーズ」 山陽小野田の菓子店「伝助」が販売開始、産学連携

共同開発した「つねまつ菓子舗」の恒松和也社長(右)と山口東京理科大の楠瀬直喜助教

共同開発した「つねまつ菓子舗」の恒松和也社長(右)と山口東京理科大の楠瀬直喜助教

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 山陽小野田市西高泊の菓子店「つねまつ菓子舗 伝助店」(TEL 0836-83-9060)が7月3日、焼き菓子ダックワーズに生薬を使った「はぶ茶ワーズ」の販売を始めた。

生薬が入った菓子「はぶ茶ワーズ」

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 同店と山陽小野田市立山口東京理科大学が産学連携して共同開発した商品。女性をメインターゲットに据え、日持ちのする焼き菓子という形で提供する。

 使用する生薬はエビスグサの種である「決明子(ケツメイシ)」。一般的には「はぶ茶」の原料として知られ、安全性も比較的担保されていることやカフェインが含まれていないこと、便通の改善効果が期待できることなど、メインターゲットである女性に好まれる要素が多いことから選んだ。

 同学薬学部の楠瀬直喜助教は「粉末を使用することで、より成分や食物繊維が摂取しやすい反面、飲みづらくなるデメリットがある。今回はお菓子にすることで食べやすくなっている」と話す。

 開発した商品「はぶ茶ワーズ」は、決明子の香りを残しつつオリゴ糖を使用することで甘さやカロリーを控えたものになっている。価格は、1個=150円、6個入り1箱=1,000円。箱のパッケージに山陽小野田市のイメージカラーであるオレンジを採用した。

 楠瀬助教は「以前から地元企業と連携し、薬用植物を使用したお菓子や食品を作りたいと考えていた。植物で山陽小野田市を盛り上げていければ。薬草に興味がある方や、普段から健康に気を遣いあまりお菓子を食べられない方にも食べてもらいたい。好評を得ることができれば、第2弾、第3弾と新しい商品を開発していきたい」と笑顔を見せる。

 つねまつ菓子舗の恒松和也社長は「開発期間中、クッキーやパウンドケーキなどを試作してアンケート調査を行うなど、工夫を重ねることで手軽においしく健康維持ができるお菓子ができた。これまでは製菓材料でしか作ったことがなかったが、助言のおかげで製造の幅が広がった。市外の方ももちろんだが、まずは地元の方に味わっていただきたい」と話す。

 営業時間は9時~18時30分。水曜定休。

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