「宇部興産 ダブルストレーラー」のミニカーが9月19日、「トミカ」シリーズから発売される。
玩具メーカー大手の「タカラトミー」(東京都葛飾区)が販売するミニカー「トミカ」は、1970(昭和45)年から続く人気シリーズ。
「ダブルストレーラー」は、全長約34メートルの大型トレーラーで、法令により一般の公道は走行できないが、日本一長い私道として知られる全長31.94キロの「宇部興産専用道路」を走行し、セメント原材料の石灰石などを輸送している。
今回の商品化は、宇部興産側が「工場見学者向けのノベルティとして特注できないか」とタカラトミーに問い合わせたことをきっかけに商品化が実現したという。実際の車両に使われている「UBEブルー」と呼ばれる専用の車体色を忠実に再現したほか、大型の「UBE」のロゴも実車に配置されたバランスに合わせて調整するなど、細部まで作りこんでいる。
トミカ「No.129 宇部興産 ダブルストレーラー」(900円)は、パッケージから取り出してトラクターと2両のトレーラーを連結すると全長19センチのロングタイプモデルとなる。
宇部興産宇部渉外部グループリーダーの井原毅さんは「初期生産分のロットはもう予約だけで完売状態になっており反響の大きさを感じている。県外の方にも当社について知ってもらい、興味を持つきっかけになれば」と話す。