宇部市が開設したうべモール型ECサイト「うべわくわく市場」が1月28日、グランドオープンした。

「うべわくわく市場」で販売する商品

　新型コロナの影響で収入が減少している市内の農・漁業者、特産品生産者などの販路拡大や支援を目的に開設したサイト。農水産品や特産品、加工品のほか、市内で製造された工芸品、雑貨、うべ元気ブランド認証製品などを販売する。運営は、宇部市から委託を受けた「サブロクイメージワークス」（中尾1）が行う。

　昨年12月21日のプレオープン時点では18事業者35品目ほどだったが、2月9日時点では28事業者106品目に充実した。

　宇部市商工水産部6次産業推進課課長の神代克徳さんは「昨年7月から準備を開始し、サイトを円滑にするため構築と運営を分けて募集した。コロナ禍で売れ行きが落ち込んだ空港などで販売している事業者も、同サイトで限定のオリジナルセットなどを販売している。たくさんの方にご登録いただき、多くの方に喜んでもらえていると実感している」と話す。

　オープン記念で配布した先着300人のクーポンは、開設後すぐに上限に達し、さらに300人に追加で配布を行うも2日間で上限に達するなど多く反響があったという。現在の会員登録者数は746人で、新規登録した全員に500円オフクーポンを配布している。

　サブロクイメージワークスの江本翔一代表は「今の時期、実店舗に行くことがなかなか難しいかもしれないが、市外、県外の方も多く利用していただき、商品の売り上げ向上につながればと思う。ネットの需要が増えてきている今、これから先に向けて事業者自身でもネット運営ができるような可能性を見出していきながら、受注や発注などを円滑に行うサポートをしていきたい」と話す。

　問い合わせは、宇部市商工水産部6次産業推進課（TEL 0836-34-8372）まで。