長門市で3月30日、市内を舞台にした体験型観光イベント「ナガトリップ2021・春」が始まった。
地元の魅力再発見や地域活性化を目的に2018(平成30)年秋から始まり、今年で4回目の同イベント。観光や食、スポーツなどを組み合わせ、5月27日までの期間中に長門市内の企業や団体、個人と連携を図りながら各種プログラムを展開する。
現在は9つのプログラムを用意。長門湯本温泉街を巡り、桜や歴史を楽しむ「観光案内所YUKUTEからはじまる自転車旅~ながと散走・春~」(開催日=4月3日)、「道の駅 センザキッチン」のテラスでヨガ体験と地産地消のカレーが味わえる「ワンランク上のモーニングタイム『朝ヨガ×カレーコラボ』」(4月11日、6月20日)、複合文化施設「ルネッサながと」の楽屋見学や、歌舞伎役者の衣装を試着できる「舞台裏を探検!歌舞伎なりきりツアー」(5月27日)など。
そのほか、通年で開催する体験プログラム「いつでもナガトリップ」として、「シーカヤックコース」や「俵山のそば打ち職人とざるそば作り」など11のプログラムも用意。主催する長門市観光コンベンション協会の畑村陽子さんは「日にち指定がないので、気軽にプチ旅行が楽しめると思う」と話す。
新型コロナウイルス感染対策として、室内で実施するプログラムは最大10人にするなどして「密」を避けるほか、消毒、検温、マスク着用、ソーシャルディスタンスなどの確保などを各所で実施する。
畑村さんは「地元の方々がプロデュースした市民ならではのおもてなし。体験を通して長門の自然を感じ、食を楽しんでもらいたい。そして人と触れ合うことで新たな出会いにつながり『また長門に行きたい』と思ってもらえれば」と話す。
プログラムは要事前申し込み。実施時間や参加料金はプログラムによって異なる。問い合わせは同協会(TEL 0837-27-0074)まで。