阿武町奈古の「道の駅阿武町」に5月15日、「はじまりのレストラン かしま」(TEL 08388-2-2121)がオープンした。
全国第1号の道の駅として知られる同駅を運営する第三セクター「あぶクリエイション」が、空きテナントとなっていた温泉棟1階に直営店として開設。ゴールデンウィーク中から試験営業を行い、コロナ禍での開店となったが地元住民を中心ににぎわいを見せる。
同駅内には、今年度中にキャンプ場もオープン予定。同店では宿泊客や観光客向けメニューをメインに提供していく。地魚の刺し身や天ぷらが付く「かしま御膳」(1,780円)や海鮮丼(1,480円)、阿武町特産の希少種「無角和牛」のカレー(880円)など、メニューには地元食材をふんだんに取り入れる。
店内には、地元農家の野菜や果物を販売するスペースも設置。土曜・日曜・祝日の夜間限定で「なすぎょうざ」(420円)など一品料理の「夜メニュー」も用意し、町内では珍しい居酒屋としても利用できる。
日本海に面した立地を生かし、店内からは店名にもなった阿武町のシンボル「鹿島」を望むことができる。山本登枝店長は「道の駅の発祥地であることや、直営店として時代の変化に対応していくため『初心に返って新たなチャレンジを』という意味を店名に込めた」と話す。「阿武の自然の景観や地元の食材を味方に、町内の方をはじめ、町外や県外のお客様の心に温かいものが残るような食事、ほっこりする居場所を提供できれば」とも。
営業時間は、平日11時~16時、土曜・日曜・祝日11時~21時。水曜定休。