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山陽小野田の農場「ごろうのはたけ」、イチゴとトマト使った「レトルトカレー」販売

「カレーをきっかけに当農場のことを知ってもらえたら」と話す今榮さんと看板犬のごろう

「カレーをきっかけに当農場のことを知ってもらえたら」と話す今榮さんと看板犬のごろう

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 山陽小野田市埴生の農場「ごろうのはたけ」(TEL 090-8993-4541)が5月20日、自社で生産したトマトやイチゴを加工したレトルトカレーの販売を始めた。

イチゴソースがかかったカレー

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 今回商品化したのは、イチゴを使った「紅ほっぺカレー」(700円)と「ミニトマトカレー」(600円)で、ミニトマトカレーはトマトの品種「ラブリーさくら」「花鳥風月」「トマトベリー」の3種類を用意し、カレールーの中にトマトを35%入れている。紅ほっぺカレーは、ルーの中にイチゴの果肉は入っておらず、イチゴソースをかけて食べる。

 4月上旬に完成し、イベントでの販売を経て正式販売を決定した。現在は「花の海」(山陽小野田市埴生)と「こもれびの郷」(宇部市西万倉)で取り扱っている。

 防府農業大学校で農業を学んでいる時から6次産業に興味があったという農家の今榮さん。「割れて市場に出せなくなったトマトを捨てることなく利用したいと思ったのがきっかけ。イチゴを使ってデザート以外の加工品を作ってみたかった。誰もが好きなカレーがいいなと思った」と話す。

 地元産を使うことにこだわり、カレーに使う玉ネギとニンジンも自社産で、セロリは地元農家のものを使うほか、野菜は全て山陽小野田市産を使う。

 今榮さんは「紅ほっぺカレーは見た目のインパクトにこだわった。ミニトマトカレーはトマトをふんだんに使ったおかげで、それぞれのトマトの良さがそのまま出ている。レトルトっぽくない味でおいしいと好評いただいている」と話す。

 今後については、「加工場を併設した直売所や、地元農家さんの新鮮な野菜を使う飲食店をやってみたい。埴生にはスーパーがないので地元の人が気軽に野菜を買える場所も作りたい。この地で農業を始めて4年がたち、やりたいこともどんどん増え、応援してくださる人も増えてきた。これからも『おもしろいことやってるね』と言ってもらえるような活動をしていきたい」と笑顔を見せる。

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