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山口でマルシェイベント「地産地消マーケット」 生産者と消費者をつなぐ

「食を通して町を感じてもらえたら」と中岡さん

「食を通して町を感じてもらえたら」と中岡さん

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 マルシェイベント「地産地消マーケット」が8月14日・15日の2日間、山口市産業交流拠点施設「KDDI維新ホール」(小郡令和1)内の自由通路で開かれる。主催は山口市地域おこし協力隊。

自由通路でのマルシェ

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 7月3日・4日の2日間に同所で行ったマルシェイベントの第2弾。「エシカル消費」へのきっかけづくりが目的で、今後は時期に応じてテーマを変えながら定期的に開くという。

 今回は、「地産地消」をテーマに地元農園などが栽培した作物や、地元素材を使った料理や商品などを生産者も来場して販売。山口県の各地域で活動する地域おこし協力隊のメンバーや地元生産者の協力を受け、14日は「産直ブース」、15日は「物産ブース」に分けて実施する。

 山口市地域おこし協力隊の中岡佑輔さんは「前回は、萩の地域おこし協力隊と連携して実施したが、連携によって新たなつながりが生まれ幅を広げることができた。『食』の流通の存在が私たちを生かし、文化をつくってくれている。環境、人、生物、社会、地域にとってやさしい消費とは何かを改めて考え、出店者と消費者それぞれの意識を共有できる場になれば」と話す。

 14日の「産直ブース」は、きららピクルス、藤村農園(以上、山口)、muuu farm(美祢)が出店するほか、萩市中央公園で毎月第三土曜に開く「はぎマルシェ」ともコラボする。榎谷農園、奥富屋、ミノルファーム、みつい農園が自然農法や有機栽培で育てた野菜やきのこなどを、のんの花園が旬の花を使った加工品を、うふふごはんが萩食材を使ったメニューを、それぞれ販売するほか、山田フルーツファームが園で採れたぶどうを使ったジェラートやワインをキッチンカーで販売する。

 キッチンカーは、「Mキッチン」(美祢)、「Nishida Coffee」「瀬戸内モリンガ」「Nature Stock」(以上、山口)、「konoka crepe」「nijiiro716」(以上、防府)の7店が、ホール1階の「出会いの広場」に出店する。

 15日の「物産ブース」は、長門市地域おこし協力隊の永塚真也さんが長門の食材を使って開発した「旅人シェフの長門パスタソース」や美祢市地域おこし協力隊の井上義章さんが開発した和菓子「水ノ雫 コハクトウ」などを販売するほか、萩や和木町の地域おこし協力隊が各種特産品などを代理販売する。パン店「天然酵母ぱん おはなきっちん」(宇部)も出店する。

 中岡さんは「地元に居ながらその町を感じて楽しんでもらえたら。地元の専門学校や短大など4校の生徒・学生らもボランティアで参加してくれる。地域に根差した交流を継続し、一体感を定着させることが我々の役割。色々な世代にリアルを体験してもらい、一緒に山口の未来をつくっていけたら」と話す。

 開催時間は10時~15時。

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