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宇部に「お泊りデイサービスいち」 「助さん」が3施設目開設、24時間体制

山宮社長(右)とスタッフの皆さん

山宮社長(右)とスタッフの皆さん

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 「お泊りデイサービス いち」(宇部市恩田町1)が12月1日、宇部にオープンした。

施設の外観

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 運営は2017(平成29)年に「デイサービスしん」(西本町2)を開設・創業した「助さん」。昨年5月には「デイサービスまる」(大小路2)を開設し、今回、3施設目を開設した。

 同社の山宮愁社長は「『しん』も『まる』も、ほぼ受け入れがいっぱいという状態。経済面で施設に入りたくても入れなかったり、短期入所も都合がいいときに空いていなかったりなど、利用者側の選択の幅を狭めたくないと思い開設した」と話す。「まる」には作業療法士と看護師が常駐しているという。

 コンセプトは「お泊(とま)りデイサービス」で、少人数のデイサービスを提供し24時間体制で運営する。日中には食事や入浴サービス、レクリエーションを提供するほか、夜間は日中の利用者を対象にした宿泊に対応。利用対象者は要介護1から5の認定者。利用可能人数は、日中は10人、夜間の宿泊は4人まで。連泊・隔週利用もできる。

 来年7月で創業から5周年を迎える。宇部出身の山宮社長は「あっという間に月日が流れた。開設当初はリーズナブルだから心配という声や、自分たちの年齢が若いことが理由でつらいこともあったが、年月を重ねて理解してもらえるようになったきた」と振り返る。

 「来年夏ごろには同所付近に完全個室の『お泊りデイサービス』も開設予定。それぞれの施設で利用者に合わせたサービス提供を柔軟に対応し、家族の負担を引き受けたい。業界でまだ誰もやったことがないようなことに今後もチャレンジし、介護をしたことがない人にも『介護は楽しい』とイメージを変えてもらえるような発信をしていきたい」とも。

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