イベント「ものみ山祭り2022」が4月24日、厚狭の「物見山総合公園」(山陽小野田市郡)の駐車場で開かれる。
国道316号線沿いにあり、キャンプ場や花菖蒲(しょうぶ)園、広場などが整備されている同園。主催は、「若者も元気に地域おこしを」と30~40代の地元有志らで今年3月に結成された「山陽 歩夢の会」。
同会会長は「人口減少などの地域の課題に向き合い、厚狭のまちに住み続けたいと思ってもらえる人を増やすまちづくりをしていきたい。会場となる公園は、春にはソメイヨシノ、初夏はショウブが咲き誇る。四季を感じられる場所で自然豊かな地元の良さをより広く知ってもらいたい。今後もイベントを定期的に開いて地域の良いところを発信していきたい」と話す。
当日は、露店とキッチンカーが10店ずつ出店する。露店は、たこ焼きやソフトクリームなど、祭りや縁日に欠かせない定番メニューを提供し、キッチンカーは、フライドポテトやカレー、クレープ、タピオカドリンクなどを販売する。
会場にテーブルやイスなどを設置する「飲食ブース」を設けるほか、広い敷地を活用した「新発見!スタンプラリー」も行う。同園内を歩きながら1周するスタンプラリーは、5カ所のチェックポイントを見つけて地域にまつわる問題に挑戦する。所要時間は約30分で参加者には特典を進呈する。
駐車場では地産野菜やパン、もちの販売などを行う「ふれあい市場」を行うほか、貯水池横にあるキャンプ場では、小学生と中学生を対象とした竹トンボや竹馬の体験企画「むかしの遊び体験」(参加無料)も行う。竹トンボや竹馬は数量限定で参加した子どもたちに進呈する。山口県住みます芸人のどさけんさんも来場して会場を盛り上げる。
「山陽 歩夢の会」では毎月1回、同公園の周辺などの清掃活動を行っており、3月6日の清掃活動では約150キロのごみを回収した。
同会事務局長の伊場勇さんは「イベントを通して、若い人にも何か感じ取ってもらい、気づきのある一日になれば。まちのことに目を向け、自分たちのまちを自分たちでつくる意識を高めてもらうきっかけとなり、『自分もなにかしたい』と思ってもらえる人を増やしていきたい。次世代となる子どもたちが楽しめるものも取り入れていき、体験教育の場もつくっていければ」と話す。
開催時間は10時~15時。雨天延期。