山陽小野田市在住の水彩画家・縄手秀樹さんによる「創造工房アトリエRYU作品展」が現在、山陽小野田の「コミュニティカフェwakayama」（山陽小野田市港町8）で開かれている。

カフェで展示されている縄手さんの作品

　同展は、縄手さんの2年ぶりの個展。同所での開催は初で、最新作を含めた13点の原画を展示するほか、ポストカードやクリアファイルなどを販売する。

　縄手さんは東京学芸大学を卒業後、2019年まで38年間にわたって山口県内で小学校教員を務め、子どもたちに絵を描くことの楽しさを教えた。市内の小学校から「校内の相談室が殺風景なのでそこに飾る絵を描いてほしい」と頼まれ、飾る絵を描いたのをきっかけに本格的に水彩画を描き始めたという。

　使う画材は「透明水彩絵の具」で、カラフルな色合いにこだわる。繩手さんは「見ている人がうれしい気持ちになったり、心が休まるような癒やし効果を感じたりしてもらえればいいなと思って描いている。前回、花の海で開いた個展では来客から『介護に疲れていたが絵を見て元気が出た』という感想をもらい、とてもうれしかった」と話す。

　「私の作品には子どもが登場する作品も多くあるが、教員時代に接してきた子どもたちの面白い動きやエネルギーが絵を描く材料にもなっている。そんなエネルギーも絵から感じてもらえれば。今後は、東京やニューヨーク、パリなどでも個展を開くのが目標。もっと技量を高めていきたい」とも。

　開催時間は10時～17時（最終日は16時）。4月30日まで。期間中は午後から縄手さんが在廊する予定で、29日・30日の2日間は10時から在廊する。

　最終日の30日は14時から、縄手さんのトークショーと「シルバーキャット」のミニコンサートを開く。参加費は1,000円。申し込みはコミュニティカフェwakayama（TEL 0836-83-6761）で受け付ける。