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萩に「ヤマミチ食堂」 レトロな空き店舗活用、台湾料理やスパイスカレーも

「地域に根付き、人が行き交う場所にしたい」と話す平山さん夫妻

「地域に根付き、人が行き交う場所にしたい」と話す平山さん夫妻

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 レストラン「yamamichi(ヤマミチ)食堂」(萩市西田町、TEL 0838-21-5539)が萩にオープンして1カ月がたった。

台湾の定番料理「ルーロー飯」

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 2017(平成29)年に福岡から移住した平山賢太さんと美穂さん夫婦が田町商店街近くに開いた。元ブティックを2人で改装した店は、丸い大きな窓がレトロな趣を残す。4月1日のオープンから、地元の女性客を中心に10~80代の幅広い世代が来店している。

 「台湾おにぎり」(300円)や「ルーロー飯」「グリーンカレー」など市内では珍しいアジア系のスパイス料理のほか、週替わりランチや「生姜(しょうが)焼き定食」(以上900円)などの食堂メニューも提供する。スペシャルティーコーヒーやチャイ、ビールなどドリンクも豊富にそろえ、テイクアウトにも対応する。

 元々違う業種で働いていた平山さん夫妻は福岡でスパイス料理の魅力にはまり、独学で料理を学んだ。長年の夢だった飲食店を開くために美穂さんの故郷・萩に移住し、マルシェイベントでの出店などを通じて知名度を高めた。店名は平山さんの「山」と、美穂さんの父から「道」の1字をもらって組み合わせた。

 萩焼に使われる「見島土」を壁に塗った温かみのある店内は、あえて「完成させない」ことをコンセプトに、壁や天井の一部は骨組みがむき出しの状態。「来るたびに変化する店を、お客さまと一緒に楽しみたい」と賢太さん。

 「萩に移住を決めたのは、何よりも人のつながりが魅力的だと感じたから。かつて参勤交代の道として人が行き交った『御成道(おなりみち)』にある店が、地域の人と観光客が交わる拠点になればうれしい。『ここに来るために久しぶりに商店街を歩いた』という声もあり、商店街の散策も合わせて楽しんでもらえれば」とも。

 営業時間は11時~18時。月曜定休。

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