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山口に「パティスリー アンフィールド」 心が動くお菓子目指す

オーナーパティシエの逸見達哉さん

オーナーパティシエの逸見達哉さん

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 スイーツ店「Patisserie Anfield(パティスリー アンフィールド)」(山口市中河原町、TEL 080-3053-0489)がパークロード沿いにオープンして1カ月がたった。

飾り付けも工夫したスイーツを揃える

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 オーナーパティシエの逸見達哉さんは防府市出身で、10年間山口県内のケーキ店でパティシエとして修業を積み、自分の店を持つという夢を実現した。「だんだんと自分が表現したい菓子が作れるようになってきたことと、2019年に全国規模のコンクールで銀賞を受賞したことが自信になった。小さい頃からよく山口市によく遊びに来ていて、パークロードの雰囲気が好きでこの場所に出店を決めた」と話す。

 店名の「Anfield」には「お客さまにとってたった一つの場所になれますように」という意味を込めた。見て楽しむ、食べて楽しむことを大切にし、ケーキの飾り付けも工夫する。マニュアル化した菓子作りをせず、一つ一つ手の込んだものを作りたいと、製造は逸見さん一人で行い、生クリームは約20種類から選び抜いた九州産のものを使う。

 提供するスイーツは、「シュークリーム」(230円)、「ティラミス」(400円)、「苺(いちご)のショート」(480円)など約12種類。焼き菓子は10種類(110円~)をそろえる。客単価は1,500~2,000円。

 バースデーケーキにお薦めという「生デコレーション(苺)」(12センチ=2,500円、15センチ=3,500円、18センチ=4,500円)は、「1年に1度の誕生日にはケーキを見て驚いてほしい」とマカロンや食用花を飾り付け、華やかに仕上げる。前日までの予約が必要。

 クリームチーズとマスカルポーネの2種類のチーズを使う「チーズフォンデュケーキ」(12センチ=1,800円)は、味のバランスが整うまで試作を重ね、コクのあるチーズフォンデュのようなケーキに仕上げた。

 逸見さんは「オープンをきっかけに、新しい出会いだけでなく、今まで出会った人たちにも再会していろいろな人とつながれた。小さい店ではあるが、山口でケーキ屋さんといったら一番に思い浮かべてもらえる存在になりたい」と笑顔を見せる。

 5月13日のオープンから1カ月がった。「美術館帰りの方や公園に遊びに来た家族など、客層はさまざま。手土産などビジネスシーンでの利用も多い。現在は仕込みのため定休日を設けているが、慣れてきたら営業日を増やしたい」とも。

 営業時間は11時~19時。月曜~水曜定休。火曜・水曜は商品の予約、受け取りは可能。

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