テイクアウト専門のお好み焼き店「YAKIYA(ヤキヤ)」(山口市維新公園3)が8月1日、山口にオープンした。
オーナーの大隅信宏さんは会社員をしながら経営する。店の外観をカフェ風にしてお好み焼き店とのギャップを演出した。
大隅さんは「10年ほど前まで山口市で祖母が食堂を営んでいた。食堂で提供していたしょうゆ味のお好み焼きが懐かしく、いつかあの味を復活させたいと思っていた。祖母のレシピがなかったので生地の再現に時間がかかったが、父が覚えていた食感や生地を焼く時の感覚を頼りに試作を重ねて思い出の味にたどり着いた」と話す。
提供するのは「お好み焼き」(普通500円、大700円、ネギのせは50円追加)。テイクアウト専門で運営するが、注文から5分程度で焼き上げるという。大隅さんは「注文を受けてから商品の提供までの時間が短くなるように工夫している。いずれは夕方の営業も考えているので、夕食にも利用してもらえるようにしたい」と意気込む。
「祖母のお好み焼きを知っているお客さんが多く来てくれる。名前が知れ渡って、『YAKIYA』といえばしょうゆ味のお好み焼きと思い浮かぶような、店名と商品が結びつく店になりたい。若い人にも浸透すればうれしい」とも。
営業時間は11時~14時。木曜・日曜・祝日定休。