食パン専門店「ル・ミトロン食パン 山口南店」（山口市江崎、TEL 083-989-5555）が10月22日、山口・江崎にオープンした。

販売する食パン

　「ル・ミトロン食パン」は、「ベーカリーイノベーション」（神奈川県横浜市）が全国展開する食パン専門店。山口南店の経営は戸川工務店（山口市江崎）。戸川秀樹社長は「地元の人に情報発信できるような店を作りたいと思い、これまでもDIYショップの併設や美容室への店舗貸し出しを行ってきた。今回も貸店舗のつもりで敷地内に建物を建てたところ、自分たちで何かやってみようと考えるようになった。元々『ル・ミトロン食パン』のファンだったことと、毎日の暮らしの中で食べられる食パン店というコンセプトに共感し出店を決めた」と話す。

　約20坪の店内には、6種類のレギュラー商品と季節替わりの商品を並べる。パンは、オリジナルブレンドの小麦や奄美諸島のさとうきびを使った素焚糖（すだきとう）などの材料を使用。中がしっとり仕上がるよう短い時間で焼き上げるため、1斤用の焼き型を使って焼き上げる。

　レギュラー商品は、定番の「横濱食パン」、山型食パン「パン・ド・ミ」（以上、1斤370円）や、「十勝小倉」（1斤＝760円、ハーフ＝410円）、「チーズ・チーズ」（同＝920円、同＝490円）、「ゴールデンレーズン」（同＝740円、同＝390円）、「アップル・カスタード」（同＝800円、同＝430円）。

　現在の季節限定商品は、ベーコンやブロッコリー、キノコが入ったクリームソースを食パンにのせた「具だくさんグラタンパン」（470円）、「くるみショコラ」（1斤＝960円、ハーフ＝510円）、ピーナツの食感がアクセントの「大粒ピーナッツクリームパン」（210円）の3種類。客単価は1,000円前後。

　店頭には焼き上がり時間を掲示し、常に焼き立てを提供できるよう工夫している。オープンから間もなく1カ月。戸川南店長は「バリエーションが豊富なことが強み。いろいろな味わいがあるので、幅広い世代の来店がある。毎日の食卓はもちろん、手土産にもお買い求めいただければ」と笑顔を見せる。

　戸川社長は「工務店と同じく、地元で愛され、気軽に立ち寄れる店でありたい。将来的にはカフェも併設できたら」と話す。

　営業時間は10時～18時（商品がなくなり次第終了）。