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萩に「どんどんラボ」 創業の地に「どんどん」の新業態、「うどんパン」も

アトラス萩店内の「どんどんラボ」

アトラス萩店内の「どんどんラボ」

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 萩で創業したうどん店「どんどん」の新店舗「どんどんラボ」(TEL 0838-21-7307)が1月19日、「アトラス萩店」(萩市土原)内にオープンした。

「うどんパン」の写真

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 1972(昭和47)年12月創業の「スナダフーヅ」(萩市唐樋町)が展開するチェーン店で、「萩のソウルフード」とも呼び声高い同社が初めて「ラボ」と名付け、従来の「どんどん」とは異なるメニューと価格帯で「実験的に」営業する店舗として、同日リニューアルオープンした大型スーパー内に開いた。

 砂田透社長は「本来のスタンスである庶民派は変えず、より上質なものを追求して価格設定している。若手や女性スタッフが中心となって内装やメニューを構想し、帽子やTシャツなどのグッズまで誕生した。一見『どんどん』とは分からないようなカフェのように仕上げたのも一つの実験。来店の度に新メニューが増えているかもしれない、まさにラボのような楽しさを目指した」と話す。

 店内は1人席をメインに設置。買い物ついでに気軽に立ち寄れるようにし、「高級」ワカメを使う「三陸わかめうどん」(550円)や、柳井市のブランド卵「まごころ卵」を使った「玉子丼」(580円)、「チーズカレーうどんとシメのごはんセット」(850円)など、従来店にはないメニューを提供する。

 定番メニューの「肉うどん」(650円)も麺とネギ以外は他店舗とは異なる素材を使い、「最もこだわった」というだしには「高品質」(同社)の利尻昆布を使う。

 生地にうどんのゆで麺を練り込んだ「うどんパン」(480円)も販売。同店隣のパン店「レコパン」を経営する「松月堂製パン」(宇部市今村北)とコラボした商品で、「ど」の字のロゴが焼き印されたパンは、もっちりとした食感とほのかな甘みが特徴という。余ってしまう麺を活用してフードロス削減にも取り組む。

 砂田社長は「コロナ禍で苦境に立たされたが、おかげで少々のことでは揺るがないような力がついたと感じる。良いものだけを提供し、ほかの店舗にも実験の成果を還元しながら、萩が明るくなるような店にしていきたい」とも。

 営業時間は10時~20時。

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