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宇部・吉部で初夏の風物詩「ほたるマルシェ」 地域のイベント継承

昨年の様子(写真提供=うべの里生徒会)

昨年の様子(写真提供=うべの里生徒会)

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 マルシェイベント「2023ほたるマルシェ~吉部deナイト~」が6月3日、宇部の旧吉部小学校(宇部市東吉部)で開かれる。

東吉部地区で見られるホタル

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 主催は、宇部市北部地域の活性化を目指す地元の有志団体「うべの里生徒会」。共催する「夢ゆめクラブ吉部の郷」が、2009(平成21)年から行ってきた「吉部ほたるまつり」を引き継いで行う。

 東吉部地区は、市内有数のホタルの生息地として知られ、藤ヶ瀬川や厚東川などの清流沿いでゲンジボタルとヘイケボタルを観賞できる。

 同会生徒会長の柳ちえみさんは「コロナ禍やメンバーの高齢化などで一度途絶えたイベントだが、いろいろと指導を受けながら生徒会らしさも感じられる形で実施する。昨年は2700人以上の来場があり、多くの人が吉部の初夏の風物詩である『ほたるまつり』を待ち望んでいたことが伺えた」と話す。

 当日は、飲食店の出店やワークショップのほか、「夢ゆめクラブ吉部の郷」によるホタルの観賞ツアーや「ほたるマップ」の無料配布、宇部市環境政策課による小学生向け企画「親と子の水辺の教室」(先着40組、要事前申し込み)などが行われるほか、「kitchen846」が主催しキッチンカー4台が出店する「ほたるのゆうべvol.2」を同時開催する。

 マルシェでは、市内外からキッチンカーなど32店舗が参加するほか、吉部の特産品「ゆうれい寿司」や吉部産野菜の販売を行う。数量限定のワークショップでは、「ほたる籠(かご)」づくりや竹うちわづくり、ミニジオラマ制作などを行う。

 柳さんは「今年はフードを充実させ、スーパーボールすくいや駄菓子釣りなど、お祭り要素をプラスしている。イベントの醍醐味は、笑顔が直接見られること。テイクアウトフェアや距離を保った演奏など、コロナ禍で制限された中での実施もそれはそれで良さはあったが、今後は出店者と来場者の距離が近いイベントを展開していけたら」と話す。

 「夕暮れ時にのんびり散策や買い物をしながら、自然が育んだホタルの綺麗さと、おいしい空気や食べ物などの北部地域の魅力を感じてもらいたい」と来場を呼びかける。

 開催時間は16時~20時。

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