山口・中市町に10月3日にオープンする百貨店「山口井筒屋」の開店準備が進んでいる。
屋上にある8メートル四方の棟屋サインには、以前は「ちまきや」のロゴが掲げられていたが、今月上旬から白地に赤の「井筒屋」のロゴに変わった。これまで夜間は下からライトで照らすようにしていたが、今後は全体が光るネオンサインになるという。まだ足場が組まれている状態で、近いうちに足場が取れる予定。
アーケードからつり下げる、店舗名を表示した緑の電飾看板も全て「IZUTSUYA(いづつや)」表記のものに掛け替えられた。正面玄関前には、カード会員への入会手続きブースが設けられたり、キャッチコピー「つなぐ つくる 百貨店」のポスターが掲示されるなどして、開店をPRしている。
山口井筒屋は、ちまきやの売り場のうち7割が改装対象になっており、現在、商品や什器を取り除き、改装工事を進めている。改装工事は、4割ほど進んでいる状況だという。今月25日を目途に改装工事を仕上げ、月末に向けて商品の陳列やコーディネート、従業員の最終勉強会などを行っていく。
オープンを控え、従業員らが商圏である山口市や近隣の市町の住民に対して、山口井筒屋の案内をして回る「ドアコール作戦」も行っている。同社営業企画部ゼネラルマネージャーの桶谷祥太郎さんは「実際にお客様の家を訪問しているが、おおむね山口井筒屋に対する期待の声が多かった」と話している。
山口井筒屋のオープンは10月3日。(©マルニ)