宇部の「琴崎八幡宮」(宇部市上宇部大小路)で現在、フォトジェニックな様子が話題を呼ぶ夏季恒例の「風鈴まつり」が行われている。
本殿周辺や手水舎、参道など、境内に色とりどりの風鈴を飾り付けて夏の涼を楽しむ同イベントは、2018(平成30)年に始まり6回目を迎える。年々風鈴の数が増えており、今年は本殿裏に新たに2基設置し、合計2000個の風鈴を飾り付けている。今後、参拝者が奉納した風鈴を吊り下げて数を増やしていく。
9月3日までの同イベント期間中、宇部市や山口市などからキッチンカーが日替わりで出店し、カキ氷、フルーツ、ドリンクなどを提供する。
8月1日には、今年半年間の罪やけがれをはらい清める神事「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)式」と「茅の輪くぐり神事」が行われ、約100人の市民らが参加した。
宮司の白石正典さんは「身も心も清々しくなってもらい、無病息災で健康に年末まで過ごしてもらえれば」とあいさつ。その後、神職らと参拝客らが列をなして「茅の輪」をくぐった。
白石さんは「茅の輪は、今年も地域の方と一緒に作り上げた。風鈴まつりは毎年好評で、下関市や防府市などの市外、北九州市や広島市など県外からも来ていただいている。年々夏の参拝客が増えており、盛り上がっているように思う。夏のひと時を楽しんでもらえたら」と話す。
「茅の輪」の設置は8月15日まで。