宇部の松月堂製パン（宇部市今村北4）が8月1日、「サンリオ」（東京都品川区）とコラボした商品「サンリオキャラクターズ牛乳パン」の販売を始めた。

3種類の「サンリオキャラクターズ牛乳パン」

　松月堂製パン社長室マーケティングディレクターの井上聖子さんは「今春にサンリオさんから声をかけていただいて実現した。牛乳パンが誕生して以来の大きな出来事で本当に夢のよう。親子3世代が共感でき、親しまれているキャラクターなので夏休みにぜひ買いに来てもらえたら」と話す。

　「牛乳パン」は、同社が1960（昭和35）年から製造販売している菓子パンで、北海道産牛乳を使った生地をねじって焼き上げ、シンプルな優しい味とふわふわした食感が特長。宇部市内の学校や幼稚園の給食などにも使用されている。

　約3カ月半の開発期間を経て実現したコラボ商品のラインナップは、粒ジャムいちご入りの「イチゴ」、クリスタルアップル入りの「りんご」、ホワイトチョコチップを混ぜ込んだ「ホワイトチョコ」の3種類。パッケージには、「ハローキティ」「マイメロディ」「リトルツインスターズ」「パティ＆ジミー」「シナモロール」「みるく」などのサンリオキャラクターズが描かれている。価格は1個162円。

　井上さんは「私が子どもの頃、宇部の銀天街にはサンリオグッズを置いている店があった。学校の帰り道に、お小遣いを握りしめて便せんや月刊紙『いちご新聞』などを買った思い出がある。家族や友人と『懐かしい』『こんなキャラクターもいた』と話に花を咲かせながら、かわいい牛乳パンを楽しんでほしい」と笑顔を見せる。

　同商品は、山口県内や広島、福岡のスーパー、小売店、松月堂製パン直営店、ECサイトで9月30日まで販売する。直営店とECサイト限定で、数量限定の「オリジナルクリアファイル」（440円）も同時販売する。