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山口で「真夏の夜の星空上映会」 初の4日間開催、国内初上映作品も

2019年に開催された同イベントの様子(撮影=谷康弘、写真提供=YCAM)

2019年に開催された同イベントの様子(撮影=谷康弘、写真提供=YCAM)

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 野外上映イベント「真夏の夜の星空上映会」が8月10日~13日、山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町)前の中央公園で行われる。

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 2005(平成17)年に始まった同イベント。多彩なジャンルの映画を上映することから、子どもから大人まで来場し、同館の「夏の風物詩」としてにぎわいを見せる。

 同館シネマ担当の前原美織さんは「開館20周年ということもあり今年は4日間行う。同イベントは、初めて来館するきっかけや、施設を楽しむ入り口にもなっている。野外イベントなので、子ども連れでも楽しんでもらえる企画」と話す。

 上映作品は、8月10日=「こちらあみ子」(2022年、日本)、同11日=「アマハラ 台湾公演」(2017年、台湾)、同12日=「SING/シング:ネクストステージ 日本語吹き替え版」(2021年、アメリカ)、同13日=「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 日本語吹き替え版」(2022年、アメリカ)。

 前原さんは「家族が安心して楽しんでもらえるイベントにしたい。『SING』と『ジュラシック・ワールド』は日本語字幕付きで上映するので、耳が不自由な方にも楽しんでもらえるようになっている」と話す。

 期間中、「維新派」野外公演の名物「屋台村」が登場し、実際の公演時と同様に丸太などを使用して屋台を組み立てる。12日・13日には地元のキッチンカーも来場する。

 同館では、7月19日~8月6日に「台北駐日経済文化代表処台湾文化センター」(東京都港区)と共同で、台湾文化を幅広く紹介するプログラム「台Y祭(たいわいまつり)」を実施。その企画にちなみ、関西を拠点に活動した劇団「維新派」が2017(平成29)年に行った「アマハラ 台湾公演」を国内で初めて上映する。

 前原さんは「4日間開催も屋台村も今回が初めての試み。『維新派』の作品は、野外で上映したいとずっと思っていた。今年は新型コロナ前と全く同じ形式で実施するので、野外で見る不思議な舞台をより楽しんでもらえるのでは。活動終了した同劇団の映像を見て、体験できる貴重な機会になっている」と話す。

 鑑賞無料。12歳以下は保護者の同伴が必要。雨天時は、会場を同館内「ホワイエ」に変更する。

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