来春運転開始を予定している「玉川ポンプ場」(宇部市藤曲)の地下施設を見学するツアーが、11月4日に行われる。現在、参加者を募集している。
平成29年度に建設工事を着工し、令和6年度からの運転開始を予定する同ポンプ場。これまでにも見学ツアーを行ってきたが、運転開始後は見学できなくなるため今回が最後の機会となる。
旅行企画・実施する「宇部観光コンベンション協会」の大下敬之次長は「昨年の見学ツアーには、子ども連れの家族や年配の方など県内外から28人の参加者があった。普段入れないところを見学でき、非日常を体験できたという声が多く寄せられた」と話す。
当日は、前回同様に「水」をテーマにしたストーリー仕立てのツアーを実施する。午前中に「桃山配水池展望タワー」などを見学し、ANAクラウンプラザホテル宇部で昼食をとった後、同ポンプ場に移動。地下13メートルにある坑口まで下り、説明を受けながら奥に500メートル進む。各施設は貸切バスで巡る。
大下次長は「定員まで残りわずかとなった。昼食の豪華なホテルブッフェも楽しんでほしい。宇部市の施設を知ってもらい、私たちが普段使っている水や下水道の役割を学んでもらうきっかけにもなれば。水道からきれいな水が出て、快適な暮らしができるという当たり前のことが、こんな仕組みになっているということや、ここで努力している方がいてくれるからこそ当たり前にできていると感じてほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は9時~17時10分。対象は10歳以上で、料金は大人(中学生以上)=5,800円、小人(小学生)=5,000円。定員は35人。