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宇部の生ビール注ぎ分け専門店「ユーリンズビア」2周年 イベント出店にも意欲

「心を開ける場所であれたら」とゆーりんさん

「心を開ける場所であれたら」とゆーりんさん

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 宇部の生ビール注ぎ分け専門店「YURIN'S BEER(ユーリンズビア)」(宇部市中央町3、TEL 0836-52-7343)が12月17日、オープン2周年を迎える。

提供する「生ビール」

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 横浜のビアホールや広島のビールスタンドなどで修業した店主の中村翔太さんが「昼飲みの需要を掘り起こしたい」と開いた同店。ニックネームの「ゆーりん」で店を運営し、1種類のビールを注ぎ方で味わいを変えて提供する。

 ゆーりんさんは「日々必死ではあるが、毎日お客さまとの出会いが楽しい。自身が生きる道を模索する中で、人をリラックスさせる力を持つビールを選び、新型コロナの渦中に開業したが、昼時間を持て余していた人たちの良いリアクションがあり、決断は間違ってなかったと感じている」と振り返る。

 山口県内で唯一となる昭和初期のビールサーバー「スウィングカラン」を使用し、雑味のない一度注ぎ「FIRST(ファースト)」、現代と昭和初期のビールサーバーを併用して注ぐ「SHARP(シャープ)」、3度に分けてビールを注ぐ「MILD(マイルド)」の3種類を700円で提供する。ビアカクテルやハイボール、レモンサワー、ソフトドリンクなども用意する。

 ゆーりんさんは「美味しいビールは『コミュニティツール』になり、ちょっとした時間を楽しめる。お客さん同士が仲良くなったり、スタッフに会いに来たりする人もいる。店の安心感はそのままに、設備面のブラッシュアップや注ぎ方などは常に進化し、新鮮さを追及していきたい。来年以降は、野外イベントの出店にも注力していければ」と話す。

 2周年を記念して、12月15日~17日の3日間限定で「エビスビール」を提供する。「この街に住む様々な人が、笑ったり泣いたり、自分を解放できる場所、活力を与えられる店として、ささやかな日常の中に存在し続けられたら」とも。

 営業時間は15時~22時(土曜・日曜・祝日は12時~)。火曜定休。

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