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山口におむすび専門店「むすびカフェ」 オーガニック食材、注文後に握る

「むすびカフェ」外観

「むすびカフェ」外観

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 おむすび専門店「むすびカフェ」(山口市松美町)が2月3日、山口にオープンした。

「牛しぐれ煮」と「旬野菜具沢山お味噌汁」

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 オーナーの芥川愛子さんは「15年程前に夫の家族が農業を始めたのがきっかけでオーガニックの活動に取り組み、食の安全や農家の思いに触れる機会が増えた。安全な食を提供できる店を出したいと思い、半年以上前から準備してきた。忙しい時でも手軽に食べられるように、おむすび専門店にした」と話す。

 提供するおむすびは、自然農法で栽培した兵庫県産の「イセヒカリ」を土鍋で炊き上げ、注文を受けてからご飯を握って提供する。具材はできるだけ山口県産の食材を使い、オーガニック有機栽培の野菜を使う。化学調味料は使わない。

 おむすびのラインアップは、「天日塩」(160円)、「自家製梅肉」「きんぴらごぼう」「サツマイモ」(190円)、「牛しぐれ煮」「豚キムチ納豆」「塩鯖」(340円)、「焼肉」「そぼろ卵黄しょうゆ」(400円)など約20種類。おむすびには漬物と旬の野菜を使った副菜が付く。「旬野菜具沢山お味噌汁」(250円)も提供する。

 ドリンクは「自家製梅ジュース」「獺祭甘酒」「和紅茶」「自家製ジンジャーエール」(以上250円)などをそろえる。今後は薬膳茶のメニューを増やしていくという。

 店内は、レンタルキッチンやレンタルスペースとして貸し出し、今後飲食店開業を目指す人やイベントの開催でも活用できるようにする。ボードゲーム等もそろえ、客同士がコミュニケーションを取れる場も目指すという。

 芥川さんは「『子どもがたくさん食べた』『体が喜んでいる』というお客さんの声が直接聞けてうれしい。環境を守る農家の思いを伝えていきたいし、実際に食べておいしさを実感してもらいたい。完全なオーガニックは大変だと思うので、忙しい時に選択肢の1つとして選べる体に優しいおむすび屋になれたら」と話す。

 「当店から輪が広がって、食の大切さを感じる人が一人でも増えれば。イベントスペースとしても活用してもらい、当店から出会いの輪も広がっていけば」とも。

 営業時間は11時~18時。月曜~木曜定休。

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