山口情報芸術センター（YCAM＝山口市中園町、TEL 083-901-2222）で12月20日・21日、ダンサーとソロチェリストによるパフォーマンス公演「Op.∞（オーパス・アンフィニティ）」が開催される。

　同公演では、元「フランクフルトバレエ団」（ドイツ）のダンサーであるリチャード・シーガルさんがダンスを、現代音楽の室内・管弦楽団「アンサンブル・アンテルコンタンポラン」（フランス）のトップチェリストであるエリック＝マリア・クテュリエさんがチェロの生演奏をしながら、2人がコラボレーションして舞台上でパフォーマンスを繰り広げる。日本初で唯一の公演。

　参加アーティストは、リチャード・シーガルさん（ダンサー）、エリック＝マリア・クテュリエさん（チェリスト）、ケニース・フラックさん（ダンサー）、フレデリック・ベヴィラッカさん（プログラム）、ジャン＝フィリップ・ランベールさん（プログラム）、伊藤暁さん（作曲）。いずれもフランスを拠点に活躍するアーティスト。

　チェリストのエリックさんは、乳ガンを患う大分県の元養護教諭との交流を描いた長編ドキュメンタリー映画「ご縁玉（ごえんだま）」（2008年公開）に出演していることでも注目を浴びている。

　同センター広報担当者は「一般的なダンス公演のように、スピーカーから流れる音楽に合わせてダンスを行うのではなく、ステージ上で楽器を生演奏し、それに合わせて目の前でダンスが繰り広げられるので、集中して観賞できるのでは。チェリスト自身も演奏しながらパフォーマンスをするのが見どころ」と話す。

　開演時間は、20日＝19時、21日＝14時で、21日終演後にポストトークを実施。料金は、一般（前売り）＝2,000円、any会員・特別割引（前売り）＝1,700円、当日＝2,300円。全席自由。

　公演前日の19日には、エリックさんが誰もが聴いたことのある定番のクラシック2曲を披露するミニコンサートや、同センターのスタッフが公演の鑑賞ポイントを分かりやすく紹介する「茶話会・ミニコンサート」が行われる。開催時間は14時～15時。参加無料。（©マルニ）