広大なカルスト台地でオリオン座流星群を観察する宿泊ツアー「気軽に行ける秋吉台の星たち」が10月22日、美祢・秋吉台で行われる。
「使う秋吉台」をコンセプトにスポーツイベントなどを手掛ける美祢市観光協会が初企画した。秋吉台を県内有数の星空観賞地としてPRし、流星群の見頃と予想される日に「宿泊プラン」を催して宿泊客やリピーター増加につなげる狙い。
当日は21時30分から長者ヶ峯中腹にある「美東町展望台」に向かい、30分間ほど夜空を観察。ガイド役の山口大学天文サークルの学生が流星群や星について解説する。星の観察が難しい天候の場合は「秋芳ロイヤルホテル秋芳館」で「星の勉強会」を予定する。
宿泊施設は「秋芳ロイヤルホテル秋芳館」や「秋吉台ユースビレッジ」、「秋吉台家族旅行村」(以上、秋芳町秋吉)、「ほっとビレッジ美東」、「秋吉台リフレッシュパーク」(以上、美東町赤)から選べる。観光協会の栗林美一さんは「それぞれに異なる食事やサービスを楽しんでほしい」と話す。
同プランの第1回、第2回は最少催行人数を満たさず中止したが、第3回の今回は催行が決まった。栗林さんは「展望台と駐車場が近いので誰でも気軽に行けて、街の明かりに邪魔されず星空が観察できる。流星群を眺めた翌日は、美祢市内を回遊して美祢の魅力を感じてほしい」と呼び掛ける。
料金は宿泊先によって異なる。定員は先着30人。問い合わせ・申し込みは美祢市観光協会(TEL 0837-62-0115)まで。第4回は12月23日(こぐま座ベータ流星群)、第5回は来年1月4日(しぶんぎ座流星群)を予定する。