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美祢にゲストハウス「ここにいる」 施設内に「カフェパブ」、交流拠点目指す

「さまざまな人の話を聞けるのが楽しみ」と期待する松田さん

「さまざまな人の話を聞けるのが楽しみ」と期待する松田さん

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 ゲストハウス「TRIP BASE COCONEEL(ここにいる)」(美祢市秋芳町秋吉、TEL 090-5263-1017)が9月20日、美祢の秋芳洞や秋吉台ほど近くにオープンした。

パステルカラーを配色したゲストハウス

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 美祢市出身の松田寛之さんが今年4月にUターンし、昭和50年代に祖父母が営んでいた「お食事処 まつだ」跡を改装して開業した。

 松田さんは22歳から15年間、東京を拠点にバンド活動をしながら、飲食店やシステムエンジニアなどを経験した。「多業種を経験したことで、人の会話を聞くのが好きで、人とつながる仕事がしたいと感じた。落ち着いて生活できる地元にUターンして開業するに当たり、地域に必要な事業を考えて出店を決めた」と話す。

 8畳の「男女混合ルーム」と「女性専用ルーム」を用意し、相部屋利用と貸し切り利用が可能。料金は、相部屋として利用する「ドミトリー」=1人3,500円、人数に応じて価格を設定する「貸切部屋」=最大4人利用1万4,000円。シャワー室やメーク室、トイレは共用で、施設内の所々に秋吉台の空をイメージした淡い水色を配した。

 バックパッカーやインバウンド客の需要を見込み、軽食やドリンクを提供する「カフェパブ」を備え、カウンター4席とテーブル席4席、ソファ席、小上がりのステージにもなる座敷席を設ける。「かっこよくビールを飲む場所」をコンセプトに、海外の瓶ビールやたる生のクラフトビール、弁天池の水を使ったコーヒー、地酒、手作りのタコス(630円)やつまみなどを提供する。

 松田さんは「調べてみると美祢市を訪れる観光客の内、日帰り客が約9割というデータがあった。いかに観光客を滞在させるかが重要。観光地の割に宿泊施設もアルコールを提供する店も少なかったが、市内には今年、当店を含めて3軒のゲストハウスがオープンした。ふらっと旅に出掛ける人が増えて、美祢の観光地がさらに有名になれば」と期待する。

 カフェパブの営業時間は7時~22時。チェックインは15時~。

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