「SLやまぐち号」運行開始-C571製造から70年の節目

新山口駅で行われた「SLやまぐち号」の出発式

新山口駅で行われた「SLやまぐち号」の出発式

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 JR西日本は3月21日、JR山口線の新山口駅から津和野駅を走る「SLやまぐち号」の運行を開始した。

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 「SLやまぐち号」は、3月~11月の土曜、日曜、祝日、夏休みを中心に運行され、新山口駅から津和野駅までの62.9キロを約2時間かけて走る。1号車=展望車風客車、2号車=欧風客車、3号車=昭和風客車、4号車=明治風客車、5号車=大正風客車と、各車両ごとに内装が異なるのが特徴。1日1往復。

 同日は、新山口駅で出発式が行われ、山口線SL運行対策協議会会長挨拶やテープカット、出発合図、ブラスバンド演奏などが行われ、カメラを手にした鉄道ファンや家族連れが多く訪れた。また今年は、SLやまぐち号C571(愛称=貴婦人)が製造されてから70周年を迎えることから、これにふさわしいオリジナルヘッドマークのデザイン案の募集を今年1月末~2月末に行い、同日、入選作の表彰式も行われた。

 表彰されたのは、先頭に取り付けるヘッドマーク=大内のお殿様が湯田温泉に浸かり、湯気で「山口」と描かれた図案を提案した山口市在住の河野太志君(7歳)と、側面に取り付けるサイドマーク=審査会で次点となった柳井市在住の藤田泰弘さん(70歳)。両マークは同日のみ、特別に使用された。「協議会としてヘッドマークデザインを募集するのは今回が初めて。今後もこのようなイベントを計画していく」(同協議会担当者)という。

SLやまぐち号(©マルニ)

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