スペシャルティコーヒー専門店「Maple Coffee Roastery(メープルコーヒーロースタリー)」(宇部市矢矯、TEL 080-6314-0813)が4月8日、宇部・万倉にオープンした。
店主は、コーヒーに関する専門知識と鑑定技術の民間資格「J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター」1級を持つ穐本宏樹さん。勤務していた工場がコロナ禍で閉鎖されたのを機に、「悔いのないように、自分の好きなことをやろう」と決断し、起業した。
2021年ごろから時間を見つけては県外の有名なロースターや地元に根付いたコーヒー店を巡ってきたという穐本さん。2023年にイベント出店を始め、2024年5月に「自家焙煎(ばいせん)コーヒー店」として開業した後、実店舗を出店した。
穐本さんは「コーヒー店のオーナーや焙煎士から喫茶の運営や焙煎の話を聞き、どんな店を作ろうかと日々考えてきた。無名からのスタートで最初は鳴かず飛ばずだったが、イベント出店を通して少しずつ知ってもらうことができ、応援してもらえるようになった」と振り返る。
同店のコンセプトは「そのひとときに彩りを」。豆の特性に合わせて焙煎したコーヒー豆を販売するほか、カフェメニューを提供する。店内は自宅のガレージとして使っていた場所を改装し、イギリスアンティーク調の落ち着いた内装で統一し、カウンター3席を備える。
販売するコーヒー豆は、ブレンド豆を含めると常時20~30種ほど。エチオピア産やグァテマラ産など、スペシャルティコーヒー以上の「ハイクラスな」豆を仕入れる。コーヒー豆は100グラムから販売し、価格は200グラム=1,980円~4,210円ほか。
カフェメニューは、穐本さんが焙煎した「ハンドドリップコーヒー」(550円~)と、エスプレッソマシンで抽出する「エスプレッソメニュー」(450円~650円)。コーヒーはテイクアウト販売にも対応する。
スイーツは、「Pinonchi Breath」(広島)の焼き菓子「黒ビールのチョコレートケーキ」「クラシックキャロットケーキ」(以上720円)のほか、穐本さん手作りの「紅茶とブランデーのテリーヌショコラ」(650円)などを、月やシーズンごとに変えながら提供する。
穐本さんは「窓側席も用意しているので、立ち飲みなど自由に過ごしてもらいたい。タイムスリップしたかのような異界空間とアットホームが重なった社交場になれば」と話す。
「個性あふれる豆をラインアップして、コーヒーを選ぶ楽しさを提供したい。その個性を最大限に引き出すことを大切にし、農家さんが愛情持って育てたコーヒーのおいしさを伝えたい。目指すのは、お客さまが一番好きなコーヒーに出合える場所になること。小さな焙煎所だからこそできる、一人一人の日常に寄り添ったコーヒーライフを提案したい」とも。
営業時間は10時~18時。