長門・向津具(むかつく)半島で6月10日、「第2回JAL向津具ダブルマラソン」が開催される。
地域活性化や交流人口の増加などを目的に昨年初開催した同イベント。地名の珍しさからも話題を呼び、「元乃隅稲成神社」「千畳敷」など、観光フィーバーに沸く長門の名所を巡りながらレースに挑む。
競技は、今年もダブルマラソン(84.39キロ)、シングルフルマラソン(42.195キロ)、棚田ウォーク(約30キロ)の3部門で実施。マラソンコースは高低差が300メートルあり、アップダウンが激しいレースとなる。今回前回よりも400人多い約1350人がエントリー。スタート・ゴールは、油谷総合運動公園(長門市油谷河原)。
地方創生に力を入れる日本航空(JAL)が冠スポンサーを務める同大会。JAL山口支店統括マネジャーの岳下泰久さんは「地域の皆さんを中心とした300人のボランティアの方々のサポートもあり、温かい雰囲気と一体感で盛り上がりを見せた」と昨年を振り返り、「今年もどのようなドラマが生まれるか楽しみ」と笑顔を見せる。
地域活動に注力する同支店には4月、小林信也支店長が就任した。「今年も多くの参加があり本当にうれしい。恒例のイベントへとつなげるため、この大会を大切に育てていきたい」。
着任前はロンドン支店で勤務していた小林支店長。今後の地域活動ついて、「私自身の海外経験も生かし、山口の魅力を発信するインバウンドにも積極的に取り組んでいく。これからもシンボリックな存在になれるよう県内の各地域と連携しながら展開していきたい」と意気込む。