山口市中心商店街に9月1日、カフェ×若手人材の育成・交流施設「ショクバ」(山口市米屋町3、TEL 083-976-4498)がオープンした。
店舗面積は1階と2階を合わせて50坪。1階にはカウンター10席、テーブル席24席を設け、昼はカフェ、夜はバーとして営業。2階と屋外の50坪の芝生広場は、イベントスペースとして活用する。
運営は、地元企業が共同出資をして今年4月に設立した「みんなのショクバ」。発起人は山口市中心市街地タウンマネジャーの弘中明彦さん。きっかけについて、弘中さんは「地域のにぎわいにはマンパワーが必要だと日頃から感じる中で、次世代を担う若手人材を育成できる場があればと、数年前から構想を持ってきた」と話す。
さまざまな人の利用や出会いを促すためにカフェ営業に重きを置き、地域の人材交流や研修支援などを行うほか、10月からは「法人会員」を募り、採用支援や事業支援などの相互関係を目指す。「企業は求人などに困っていることからも、学生を中心とする若者と企業が出会える場にもなれば。企業と人と地域が一体になった施設にしていく」と弘中さん。
カフェ・バーでは、セルフオーダー形式で「コーヒー」(340円)や「カフェラテ」(380円)、「みたらしきな粉ラテ」(450円)など約20種類のドリンクメニューと「ツナマヨワッフルサンド」(500円)を用意。バータイムには、カクテル(800円~)を中心にビール(700円)や「ウイスキー」(900円~)などを提供する。
「当店は、両側面の機能を持ち合わせた施設。人が集まれば、さまざまなことが共有されて地域の課題解決につながる。きっかけづくりの場にしてもらい、活躍できる若者を育てていければ」と弘中さん。
営業時間は11時~17時30分、19時~24時。水曜定休。