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宇部のパン工房「ばくや」に販売所 自然素材にこだわり、手間暇惜しまず

手作りのパンを販売する札場良年さんと妻の倫江さん

手作りのパンを販売する札場良年さんと妻の倫江さん

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 自然素材や天然酵母にこだわったパン工房「ばくや」(宇部市亀浦2、TEL 0836-39-1800)が10月31日、販売所を開設した。

こだわりの天然酵母パン

 2016年から宇部市や山口市でのイベント出店時に限定販売していた同店。提供するのは、化学的に合成された食品添加物、乳製品を使わずに油脂も極力控え、体に負担がかからない自然素材を選んで作るパン。仕込みから焼き上げ、販売までに3日ほどを要するため、週1回のペースで販売する。

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 パンを作るのは、札場良年さんと妻の倫江さん。コンセプトは「自分たちの好きなパンを、自分たちのペースで安全に提供すること」。2人はもともとパン作りが好きで、「パンをシンプルにおいしく食べたい」という思いから工房を設けた。かつて倫江さんが仕事で自然食品に携わっていたことや、良年さんが一時体調を崩したこともあって自然素材へのこだわりが強くなった。

 提供するパンは、うま味の強い岩手県産「ナンブコムギ」を採用。自家採取・自家培養した天然酵母で発酵させて丁寧に作る。現在販売しているのは「全粒パン」(210円)や「くるみレーズン」(580円)など4種類。パンのほか、季節に応じてスコーンやクッキーなどの甘さ控えめの素朴な焼き菓子も6種類ほど用意する。

 「一般的なパンに慣れている人にとって、当店のパンの味は珍しく感じるかもしれない」と倫江さん。酵母菌が安定して発酵する温度など、10年以上にわたり「自分たちの好きなパン」を追求してきた。ほのかな乳酸菌の酸味が特徴的で、「焼いたあと1日ほど置くとより風味が増す」という。

 毎週水曜限定の営業にもかかわらず、イベントで同工房のパンを知った人や、乳製品アレルギーのある人などが多く来店するという。「自然にも体にも優しく、安心して食べられるパン。『自分が食べたいパン』を作るという譲れない思いを大切にしている」と良年さん。「素朴ながらも『しみじみとおいしい』ものを目指していきたい」とも。

 営業時間は14時~18時。2月まではイベント出店休止のため、毎週日曜の同時間帯にも営業する(1月の営業は9日から)。

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