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宇部に和食レストラン「庖宰 雅流」 職人の店主「自分流の料理を貫く」

スタイリッシュに仕上げた「庖宰 雅流」店内

スタイリッシュに仕上げた「庖宰 雅流」店内

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 宇部・厚南に2月10日、和食レストラン「庖宰 雅流(ほうさい がりゅう)」(宇部市中野開作、TEL 080-2895-1585)がオープンした。

「雅流」が提供する春の食材を使った料理

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 地元出身の和食職人・山根雅也さん(38)が開いた。季節の食材を盛り込んだコース料理がメインで、和食をベースに洋食の盛り付けやアレンジを加えたオリジナル料理を提供する。

 場所は、あえて飲食店が少ないエリアの幹線道路沿いに出店。店舗面積は約20坪。店内に窓を設けず、グレーを基調に間接照明を使ってスタイリッシュに仕上げ、カウンター4席とテーブル席12席を設ける。

 「どのような料理が出てくるか楽しみにしてほしい」(山根さん)という思いから、メニュー表や品書きは設けず、ランチタイムに2,800円と3,600円(7~8品)のコース料理を用意。ディナータイムには5,800円(10~12品)のコース料理を提供する。

 メニューは1カ月ほどで刷新する。「五感で楽しんでもらう」ことに注力し、「だしは香りを生かすために時間を置かない」や「写真を撮りたくなるような盛り付け」などにもこだわる。今の時期は、魚ではイサキやイトヨリなどを使い、旬の野菜を添えて彩り豊かに仕上げる。

 山根さんは、20年ほど前に市内ホテルの和食店で料理人としての修業を始め、萩市内の旅館の厨房(ちゅうぼう)や宇部市内の和食店などで経験を積んできた。「出店は10年ほど前からの目標だった。少しでも良い食材でお客さまをもてなし、非日常感と食べる楽しみを伝えたい」と山根さん。

 「記念日の利用などで、まずは宇部・山陽小野田エリアでの周知を広げていきたい。不安な思いもあるが、ぶれずに『自分流の料理』を貫いていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時。月曜定休(祝日の場合は火曜)。

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