ビアガーデンイベント「ラグジュアリービアガーデン」が6月29日、宇部・銀天街の多世代交流スペースしばふ広場(宇部市中央町3)で行われる。
中心市街地の活性化を目的に、ビアガーデンで街中ににぎわいを創出しようと地元飲食店や山口大学の大学生らが企画。メイン会場となる会場をライトアップし、やぐらにDJブースを設置。5月から9月までの月に一回、食のテーマを変えながら開催する。
今月は「カレービアガーデン」をテーマに、インドカレー「メルバニ」やレストラン「ポレポレ」(松島町)、居酒屋「おかめ」(中央町3)などが出店。各店2~3種類のカレーを用意し、参加者が人気のカレーを決める「カレーグランプリ」も行う。
運営に参加する芝生広場横の「若者クリエイティブコンテナ(YCCU)」は、山口大学と連携してまちづくりの研究・調査などを実施しており、その一環で学生もイベント運営に参加する。
山口大学大学院創成科学研究科建築環境系専攻で、都市計画やまちづくりの研究を行う松尾真利さんは「空き家や空き地が増える中で、屋台やキッズスペースを作ることで一時的にでもにぎわって、それを継続していくことで事例になれば。居酒屋街との間にある公園も会場にしてドリンクの販売を行う。道行く人に参加を促し、回遊してもらえるように工夫したい。参加者の動向のリサーチも続けたい」と話す。
同実行委員会の江本翔一さんは「5月は幅広い年齢層の方が参加されて楽しい雰囲気でにぎわった。イベントを開くことで、街なかへの集客につながっていることを改めて実感した。市が整備を進めるこの場所で、産官学が協力し合って取り組んでいきたい」と話す。
開催時間は17時~21時。問い合わせは同実行委員会(TEL 0836-31-4878)まで。