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山口・一の坂川沿いにお茶専門店「鴻雪園」 戦略変更で移転、「地域密着型」へ

「地域に密着した会社を目指したい」と髙津社長

「地域に密着した会社を目指したい」と髙津社長

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 山口のお茶専門店「鴻雪園」(山口市後河原、TEL 083-921-1717)が11月1日、一の坂川沿いに移転オープンした。

黒と木目調で仕上げた「鴻雪園」店内

 1953(昭和28)年に創業し、これまで市内本町に本店・自社工場を構え製造販売を行ってきた同社。経営戦略のシフトチェンジを理由に移転した。これまでは卸売りをメインにしてきたが、今後は小売りを中心に据えるため「静かで四季を通して人の通りがある場所」(同社の高津一社長、「高」ははしごだか)へ移転した。

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 きっかけは、長年行ってきた量販店への製造販売を止めたこと。高津社長は「毎月大量に製造して卸売りをしてきたが、時代にそぐわなくなったと5年ほど前から感じてきた」と話す。工場が不要になり「よりお客さまと近い距離感で接していきたい」と路面店にし、自社製品の開発やイベント出店、カフェメニューの充実に力を注ぐ。

 川のせせらぎが聞こえてくる約20坪の店内には、8席のイートインスペースを用意。大正時代から残るという建物を改装し、和の趣がある雰囲気に仕上げた。カフェメニューは、「わらび餅ドリンク」(400円)や白玉と小豆を載せたソフトクリーム「ほうじ茶」(500円)、冬季限定の「ぜんざい」(400円、お茶付き)など約50種類を用意。テークアウトにも対応する。

 「2年前に導入したキッチンカーは好調で、市外にも積極的に出店し認知度が少しずつ上がってきたと感じている。半年前からはお茶とハーブをブレンドした独自商品『煎茶カモミール』などの販売も始めた。今後も、ラインアップを増やしていく予定」と高津社長。

 今後については「カフェや飲食店へ向けて、オリジナルのカフェメニューの提案なども行っていきたい。身近に話ができて来店いただける、小回りの利く地域に密着にした会社を目指していきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。第2・第4月曜、火曜定休。

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