来場者に食事を無料提供する「みんにゃ食堂」と「レノファ山口」によるコラボイベント「みんにゃとレノファの夏まつり」が8月12日、宇部・新天町アーケード内で開催される。
Jリーグと全国の子ども食堂がコラボして行う企画の一環。みんにゃ食堂とレノファ山口が「短い夏休みの中、感染拡大予防のため遠出することができない子どもたちを元気づけたい」との思いから企画した。
「みんにゃ食堂」運営母体の一つ「かねこキッズクラブ」を運営する金子小児科の金子淳子院長は「多くのイベントが中止になっている中、行くところのない子どもや親たちもさまざまな制約があってナーバスになっている。遠方への旅行や帰省は難しいが、せめて地元の祭りで夏休みの絵日記にかけるような楽しい思い出を一つでも作ってあげたい」と話す。
当日は、「中津瀬神社」の前をメイン会場にする。事前に用意した弁当300食、ソフトクリームやたこ焼きなどの食事を提供するほか、バルーンアートやヨーヨー釣りなどが出店する。
イベント内容は、子ども向けに作成したレノファ山口の選手を紹介する動画の上映や、リアルタイムで選手へのリモートインタビューを行う。
山口県内で活動するレゲエアーティストのONODAMAN(オノダマン)さんとレノファ山口のマスコット「レノ丸」の着ぐるみも来場し、ラップとダンスのパフォーマンスを行うほか、慶進高校生徒らによる弾き語りや読み聞かせなども行う予定。
ONODAMANさんは「地元のJリーグ選手と子どもたちが一緒に思い出を作れる機会はなかなかない。レノファの情熱的な選手たちを見て、子どもたちにもその情熱が伝われば。当日は子どもたちも一緒に歌って踊って楽しめるステージでイベントを盛り上げていきたい」と笑顔を見せる。
金子院長は「計画当初はこれまで同様、西法寺を会場に考えていたが、感染症対策として3密を避ける事や、地域を巻き込んで実行するために外に出て開催する。コロナ以降、企業だけでなく個人の方々からも多くの支援をいただいており、それを祭りの準備に充てることで直接子どもたちに届けたい。私たちができることをできる中でやっていく。何よりも子どもたちに楽しいと思ってもらえれば」と話す。
17時開場、食事提供とイベント実施は18時~21時。雨天決行。